エピレーシック
エピ・レーシック(Epi−LASIK)は、2004年に登場した最も新しい術式で手術方法はほぼレーシックと同じですが、今までのレーシックよりも薄い薄さ50ミクロンのフラップを作成できるところに最大の利点があります。
かつて、非常に薄いフラップを作成するLASEK(ラーゼック)という術式が注目を浴びましたが、LASEKはフラップ作成法が手技(アルコールに浸した上皮をピンセットで剥ぐ)によるもので、不完全なフラップができることが多く、その不確実性が問題となりました。
一方、このエピレーシックでははエピケラトームトという精密機器を用いフラップを作成しレーザー照射後にフラップを戻す方法となります。
これにより、設定に対して誤差がきわめて少ないフラップを形成することが可能になりました。
角膜の薄い患者や強度の近視や乱視で、100〜180ミクロンのフラップを作る通常のレーシックやウェーブ・フロントレーシックでは、矯正量に限界が生じ、十分な視力が望めない患者、激しい運動をする患者に向いています。
視力の回復にかかる時間は、個人差にもよりますが手術後4日〜1週間程度で、フラップが非常に薄いため、術後4日間ほど、保護用のコンタクトレンズを使用します。
ただし、最新の術式なので、手術に対応しているクリニックはまだ非常に少ないようです。
オルソケラトロジー
オルソケラトロジーレンズと呼ばれる内面に特殊な加工がなされた高酸素透過用ハードコンタクトレンズを用いて、角膜を傷つけることなくその中心付近を平ら(フラット)にし近視を治療する角膜矯正療法のことです。
また、それは就眠時に装着して寝るだけで昼間は裸眼で過ごせるという画期的な治療法です。
オルソレンズ材質の安全性は日本の厚生労働省にあたるアメリカ食品衛生局(FDA)にて承認済みです。
1940年代より米国で研究されており、初期にはごく軽い近視しか治せませんでしたが、近年になってレンズデザイン改良、高酸素透過性素材の開発などにより飛躍的に進歩しました。
現在使われているレンズは1997年頃より米国で急速に普及しはじめました。
すでに欧米、韓国、中国などでも広まり100万人以上がこの治療の恩恵を受けています。
強度近視や乱視の人には適さないなどの欠点はありますが、就眠時だけの装用なので目への負担も少なく、手術と違いしばらく装用をやめると元の状態に戻るので、子供の治療も幅広くおこなわれています。
年齢が若いほど効果が出やすく、しかも長時間維持されるといった特徴があります。
眼鏡、コンタクトレンズ、レーシック(LASIK)などのレーザー手術と並ぶ第4の近視治療方法と言われています。
オルソケラトロジーレンズも誰もが適応可能なわけではないが、小学生・中学生など20歳未満で近視手術が適応外の人、近視矯正手術には抵抗のある人、ドライアイで一日中コンタクトレンズができない患者などに適した手段です。
レンズの寿命は2〜3年といわれていますが、クリニックによっては安定した矯正強化を維持するため年に一度の交換をすすめているところもあります。

